何してたっけ…二月…というくらいにはさっぱり記憶にない二月、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
実は記載してる実際の日付は３月ですが何ら問題は。
ひめです。大体いつもそんな感じのひめです。
は、ともかく。
ついったでですね「（創作のネタとしての）女体化っていつから使われ始めた
ネタなんだろーね？」という話題が出たところからのつぶやき。
自分もついったで書き捨ててきたんだけど、きれいに清書。
というかついったは文字数的な問題でブツ切れになるので（私が）見づらいから
ついったで長い話読むの苦手なんだ…読みづらいし…
そもそも「女装」とか「男装の麗人」ではなく「本来男性である人物が
もしも女性だったら」という時点で
１）本来は男性であるという共通認識＝元ネタが必ずある
２）もしも〜だったら、といういわゆるパラレル設定を共有できる程度には
元ネタの設定が読者側の共通認識である
３）この作品は作者の勝手な創作設定が含まれます、
そしてなぜその設定なのかは特に意味はありません
（作者がかきたかったからかいた）
という、いわゆる人気作品の二次創作的なノリなんだよなぁ、という。
女装は話の流れで男性が女性の格好をしている、という表現があれば
オリジナルストーリーでも問題なく「あ、このキャラは女装なのね」
ってわかるけど、「女体化」はストーリーの途中で変わる後天的なものを
除外すると、最初っから女性である、という認識を持ってもらわないと
作品として「女体化」というディティールが成り立たない。
それでは普通の男女、もしくは女同士の話になってしまう。
本来男性のキャラがもし女性だったら？ というifを楽しむための設定なので。
そういうことを踏まえて考えると、小説や物語を教養や
宗教的な寓意を込めた説話ではなく、純粋に「意味は深く考えずに
気楽に楽しむための物語」として女体化作品が生まれたとしたら、
やはり娯楽として小説を読む、という風習ができて以降の時代に生まれた
概念かなぁという気がしてます。
単純に女装ってだけなら古事記にもでるし（日本武尊のクマソ征伐）
とりかえばや物語は男女がそれぞれ男装・女装状態でストーリーが進むし、
あと、男性が女性の姿に変身する、だとギリシャ神話だったか
北欧神話だったかで男神が女性の姿に変身みたいなのが
あったような気がしなくもないけどうろ覚え。
一般庶民が娯楽として小説を読むようになるには、まず識字率的な問題で
日本だと中世以降の時代、欧米だと近世以降になってくるのかな？
というところが一つあるわけで。
それ以前だと貴族文化とか聖職者とかそういう階層がメイン読者のはずなので
娯楽小説、というジャンルがあったかどうかも怪しい。
もっとも、日本の場合は平安貴族の間で物語を書くのが流行ってましたが、
このへんは今で言う創作一般とか評論的な一次系のジャンルかなって…
女体化ってある意味二次創作じゃん？
まずオリジナルのストーリーが生まれてこないことには二次は生まれないので、
少なくとも一次ジャンルが成立して以降の時代になるはず。
ただ、中世時期あたりにできた物語には、現在残っていない話もけっこう
あるっぽいので、具体的にいつから！ と断言できないのは
なかなかはがゆいところである…一応源氏物語については、
平安時代くらい（紫式部の後の時代）に解説本みたいなのとか、
物語には書かれてないシーンを勝手に妄想した！ みたいな
二次創作的な話がかかれてたりしてるらしいので、
一応単純な二次創作（ファンフィクション）的な意味では
黎明は多分この辺から。
女房達が源氏物語に出てくる男性でだれが好き？ みたいな話題をしている…
みたいな話が残ってるらしいです…いつの時代も女性はイケメンが好き…
さすがに残ってないけど、腐女子的な話もしてたんだろーか
と若干妄想したくなりますね！
当時は今よりも男色が身近にあったはずだし！
女体化、という点で限定して探すと、はっきり指摘できるのが
江戸時代に書かれた中国古典の登場人物をすべて男女逆転させた話が
今のところ一番古いっぽいです。
職業として「小説家（当時はそういう言い方じゃないけど）」が
生まれた時代でもあるかな…その前は本業の片手間に書いてたり、
口伝で伝わってる話を編纂したりっていう感じなので。
江戸時代には、源氏物語のパロディ的な物語が生まれたり
中国古典を元ネタにした物語が生まれたりしてるので、
このあたりが創作のカンブリア時代ともいえる…
世の中が平和になったおかげで余暇に費やす時間が生まれた時代、
と思うと、江戸時代ってやっぱ結構日本の文化的に重要ですね、
サブカル的な意味でも。
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