もさっと日記

2017年02月05日の日記

きみょうなかれらのおはなし
ママンとふたりでとことこと、ティム・バートン監督の
「ミスペレグリンと奇妙なこどもたち」の映画を見てきました。
アメリカの児童文学が元になっているとのことで、
キャラクターの設定はかなり突飛に見えますが、
実はストーリーは割合シンプルで、確かに「児童向け」だったり。
でも、私の隣に座ってた坊やはさすがに小さすぎるんじゃないかな…
5歳か6歳くらい(母親と一緒だったのでおそらく母親がバートンファンか)
見てる途中で坊やがポップコーン爆発させた(笑)のか、
見終わったあと、隣の席で大惨事が起こっていた。
飲み物じゃなくてよかったね?

は、ともかく、ストーリーの感想をさらっと。
ネタバレはあるようでない。

相変わらずバートン監督は発想がキレッキレで流石ですわ…
画面が本当に面白い。
でも、実はカット割りとか、ストーリーの組み立ては案外
シンプルで、スタンダードなんだよなぁ、と思う。
登場人物や世界観の設定に惑わされがちだけど、
バートン監督の作品ってみんな基本的には「ハッピーエンド」なんだよなぁ。
もっとも、何をもって「ハッピー」とするかはそれはそれで
議論が起こりそうな話ではありますが(いわゆる一般的なハッピーじゃない
というのは確かだ)主人公は報われるし、努力は実を結ぶし、
そして悪は倒される。
「奇妙なこどもたち」といわれてる登場人物たちも、
設定としては確かに「不思議な力」を付加されてるけれど、
それがけして「特別視されるようなもの」ではないのがいいですね。
足が速い、絵がうまい、そんな感じの個人それぞれが持つ個性の
派生みたいなものって感じの描かれ方がとても好き。
バートン監督は「”普通”の中に混じったちょっと不思議(そもそも
”普通”って何?)」を描くのが本当に上手だなぁと思います。

バートン作品では、普通は普通じゃないし奇妙が普通だし、
でもやっぱり不思議は不思議なんだよ…そう考えると
児童文学作品との相性はすごくいいよなぁ。
児童文学って意外とSF(すこし ふしぎ)だから。

ところで、バートン作品は大体見てるんですが、実はシザーハンズを
みたことがなかったりします…オオオ
2017年02月05日(sun)   No.744 (感想)

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2017年02月05日(sun)
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