母親とまたお出かけして、映画アリスを見にいってきました。 前回みたアバターよりは、3Dの割りに目が疲れなかったなぁ、と思います、 アバターは動きが早くて画面がめまぐるしかったせいかな。 というわけで、以下軽く感想、ネタバレも多少。
アリスは原作がやはり最高派なので、映像化したアリスは 地雷かツボか割りと両極端なのですが、今回は個人的にヒットでした。 …欲を言えば、アリス、劇中で何回か洋服を変えるのですが、 黄色いドレスも着てほしかったな!(笑 原作最初期のアリスのクリームイエローで塗られたワンピが好きなので。 ただ、コネタでアリスの行った世界は「ワンダーランド(不思議の国)」 ではなく「アンダーランド(地底の国)」だ、という設定には、 原作をうまく使っているなぁ、と感心しました。 元々、アリスの原点となった話でのタイトルが 「アリスズアドベンチャーズインアンダーグラウンド (アリスの地底の国冒険)」だそうなので。 あと面白かった点と言えば、不思議の国と鏡の国が見事にごっちゃに なってる点でしょうか(笑 ちょこちょこ原作に登場する小動物や虫がひっそり画面の端にいるので、 チェックして見ても面白いかもしれない、バターフライとか。 チェシャも毛並みがもっふりしてて可愛かった… 相変わらずチェシャは自由自在に生きてんな! そこがすきだ。 マッドハッターも良い味出してました、やはりジョニーディップの演技は クセというかアクが強くて、そこが面白いです。 そういえば、作中で出されていた謎かけ 「書きもの机とカラスが似ているのは何故?」ですが、 後年キャロル本人が「どちらもink-black(インクで黒い/ インクのように黒い)だからです」と、その場の思いつきのように語った、 という話があるそうです。 …答えは結局、ないらしい。 そこがかえってアリスらしくていいのかもしれませんが。
ところで、ルイス・キャロル作品として、個人的にスナーク狩りも 好きなのですが、アリスに比べてマイナーなうえ、内容も 「ナンセンス」であると言う以上の説明がしづらい迷作です(… 気が向いた方は、ヒマでヒマで仕方がないのに読む本がなくて 困っているときにでも探して読んで見るといいと思います、 と言うかそういうタイミングでないと多分読めない(笑
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