つづきだよ。


そのご:目がいのち
筆圧感知のチェックを外して、乗算で大まかに以下略。
瞳を塗るときの影の入れ方は、緑と赤ラインを目安にして入れてます。




やや濃い目の部分をスポイトでとって、筆圧感知のチェックをサイズにいれて更に濃い影入れ。
だんだん目らしくなってきました。




モードをスクリーンに変えて、色の薄い部分をスポイトでとってハイライトを入れます。
あまり強すぎるとハイライトの部分が浮くので、軽くさらっとなぜるくらいで。




再びモードを乗算にして、一番濃い部分をスポイトでとって、影をさらに上からまた入れます。
やや大きめのサイズで一番最初に大まかに影を入れたのと同じ部分(赤ライン)に入れた後、 細目のサイズで、虹彩の模様と、瞳孔の境目をハッキリさせます。
指先ツールで、目から色を伸ばして、白目の部分に色をなじませます(青ライン)




最後に描画色を白にして、スクリーンでハイライトを入れて瞳完成。




服や小物も、基本と同一の手順で塗っていくので細かい作業工程は省略。
ドレスの素材がややハリのあるツヤの無い素材(コットンウール)を想定しているため、 筆圧感知のチェックを外して、影は大まかに、ただしハイライト部分とはややメリハリをつけつつ。




白い袖はシルクを想定。
筆圧感知のチェックを入れて、あまりメリハリのある影は入れずに、やわらかく。




ブレードは金のラメブレードを想定しているため、金属的な質感を出すために、 一番メリハリのある影になります。
ボタンも同じく金なので、本来は金属としての強いハイライトを入れるのですが、 今回はサイズが小さいので入れずにこのままで。




基本的に服や小物の素材は全部イメージとしての想定があります。
髪飾りのバラは起毛の素材(ベルベット)、レースはチュールレース。 リボンはシルクサテン…なので本来はもう少し強めのハイライトが入るのですが、 今回は逆にやや強めに影を入れることで代用。
もう少し大きく描かれていた場合は、ハイライトをちゃんと入れますが、 今回のリボンのサイズだとハイライトいれても縮小するとわからなくなっちゃうので…




肌の下にレイヤーを一枚作って、白目の部分と口の中に色を入れます。
…うっかり今まで忘れてたとか言わないよ!…
白目には明るめのグレイで、口の中はオレンジピンク系でさっと。
縮小すると見事につぶれる部分なのですが、入れるのと入れないのとでは、 白目の自然さに微妙に差がでる…ような気がする。




そのろく:いろぬりおわり!
最終的に塗り忘れが無いか確認したり、全体のバランスをみて色調整を入れたりした後、 レイヤーを背景と線画以外全て結合。
レイヤーすっきり!




そのなな:主線のいろかえ
主線を入れたとき、濃いめの群青色っぽい色を使っていたのですが、 ソレだと主線が浮いて見えたので、こげ茶に変更。
レイヤーの透明部分の保護にチェックを入れて、ざっと鉛筆ツールの大き目のブラシで塗り直し。
その後、またエアブラシに持ち替えて、線画に使った色よりやや明るい目の色を使って、 影になる部分に乗算、明るめの部分はスクリーンで、軽く線画にメリハリをつけていきます。
目元が明るいままだと、印象がボケてしまうので、 必ず目元は顔の中で一番濃くなるように色を入れます。




そのはち:ぬり忘れの最終確認
背景に一旦何でもいいのでわかりやすい濃い色をいれて、ぬり忘れをぬっていきます。
白目が欠けてたので、色のレイヤーの下に新規レイヤーを作って、白を追加、その後結合。
線画レイヤーは、背景入れた後にもう一度微調整入れることもあるので、最後まで残しておきますが、 色塗りのレイヤーは塗りが完全に終わった部分は割りとどんどん結合していくことが多いです。




そのきゅう:かんせい!
別に作っておいた背景用の素材をぺたぺたと乗算で張り込んだり、 新規レイヤーのモードを乗算やらオーバーレイやらにして、 グラデーションツールなどで色を加えたりして完成!

完成品はこちら。

拙い講座ではございますが(何が拙いって使ってるツールが拙い) 最後まで読んでいただきありがとうございました!

もどります。