大阪の国際美術館でやっているブリューゲル展に特攻してきました。 本当は前に東京でやってた時に行きたかったんだけど、 ちょっと行く時間がなくて、周回展ということで大阪でもやるよ! とあったので、ならばここで行かないともう行けないな?! ってなったので…わりと強行軍でした…
もちろん目的はバベルの塔ですけど、それ以外にも、同時代の画家が描く 当時の市井の人々の日常の様子を描いた絵もなかなか興味深かったです。 えっと…持って帰るのに重くて、実は図録買うのあきらめた(その前に ブリューゲル展の特集した美術系雑誌は買っていた)んですが、 割と今やっぱ買えばよかったかな…って思ってはいます… 頑張れば持って帰れた…
は、ともかく。 ブリューゲルの描く奇妙な絵もなかなか興味深かったです、 今で言うキモカワ系? 元ネタになったボスのほうはなんかこう…原宿系にも通じる感… リアルなキモ系入ってる…色が鮮やかだからだろうか… ブリューゲルのほうがゆるめかな? ちょっとモチーフ感強めというか。 なんかこう…ゆるきゃら的な…と思ってたら、 実際にゆるキャラのタラ夫くんなるものがいて吹いたね! スネ毛がきゅーとなタラっぽいやつだよ! ゆるキャラグランプリにも出てるらしいよ! …マジか…いいのか…あなたの描いた変な絵が数世紀後に極東の地で 新しい活路を開いてますけどブリューゲルさん…?
あ、もちろんメインはバベルの塔です、当然じっくり見てまいりました! いやぁ…細かい…拡大複製画(300%)になってもまだ細かい… 実際の絵のサイズ自体は、目録によると約60cmx70cmとのことで、 A1よりもすこし小さいくらいかな? キャンバスサイズでいうと、F20号くらい? なのに超細かい…300%どころか多分500%でもいける… あれだ、今ならクリック推奨とか言われる。某所で。 原画も見てきたけれど、それ以上に拡大複製画もじっくり見てきました。 複製画とは言え、CGを駆使してオリジナルに忠実に描かれてるので むしろ原画だと細かすぎて見えにくい細部まできっちり見られるのが 意外とうれしかったかも。 原画だとアリンコみたいなサイズの人間が、実はちゃんと一人一人 なんかしらやってる描写になってる…ってすごいよね…
絵画で心の栄養分補給した後は、近くにあるビルに入ってるテナントの 喫茶店で体の栄養分補給してきました。 ダイビル本館にある、ダルマイヤーのカフェです。 というか、ダイビル本館がレトロで超いい感じの建物… 旧ダイビル(大正時代の建物)を受け継いでいるらしい。 いかにもなドイツ料理! のソーセージとザワークラウトのワンプレート。 ドイツのザワークラウトは酸味が意外と少なめで割と好き。 昔ハンガリーとオーストリア行ったときに食べて、 ザワーってほど酸っぱく無くね?! ってちょっと思った。 …ピクルスのイメージだったせいかな…乳酸発酵なので、 お酢の酸っぱさとは違うよね…日本で言うすぐき的な。 キムチも仲間かな? とは思うけど、キムチはアレ唐辛子の味のほうが メインだからちょっと仲間はずれですかね…昔、唐辛子が 韓国に伝わる前は普通の乳酸発酵オンリーだったらしいけど。
あと、ダルマイヤーはドイツのコーヒーハウスなので、 本当はコーヒーのほうが有名なのですが、 ひめさんコーヒーとは若干相性が悪いので、頼んだのは紅茶でした。 でもダルマイヤーの紅茶も美味しいよ! ということで、満たされて帰ってきたので、行く時にうっかり 駅から出た後美術館の方向がわからなくて迷ったことは無問題なのです!
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