もさっと日記

2013年05月10日の日記

ミュシャ展
そうだ 六本木行こう

と、そんな感じでふと思い立った本日、
東京までのこのこと日帰りで出かけて、六本木ヒルズでやってる
ミュシャ展へ行ってきました。
いや、行きたいなぁ、とはかなり前から思ってたのですが、
仕事がやたら忙しくて、無理かな…とあきらめていたのです。
が、上手いこと休日出勤した代休がもらえたので、コレ幸いとばかりに
2日前くらいに決めました、YES、思いつき!

…わりといつものことです…

行程はミュシャ展オンリーなので、品川まで新幹線、そこから山手線に
乗り換えてさらにメトロの日比谷線、六本木駅直結でヒルズまで。
帰りは、日比谷→山手からさらに中央線使って東京駅まででて、
キャラスト覗いてから新幹線でかえってきました。
…カピバラさんの新作がちょっと気になったんだけど、
東京駅のショップ限定ではなさそうだったので、今回は見送り。
先行、と書いてあっただけなので、多分そのうち浜松でもおいてくれるよね…
というか、夜に浜松が雨の予報あったので、あまり荷物を
大きくしたくなかったともいう(案の定雨が降ってた)

ミュシャ展はよかったです。
アールヌーボーといえばこの人!というくらいの有名な画家・
イラストレーターですが、実は絵だけではなく、
舞台装置・衣装のコーディネイトやアクセサリー、インテリアデザイン
などもやっていて、そういう作品もちょこちょこ置いてありました。
ミュシャがデザインした教会のステンドグラス(の複製)もあって満足。
むしろミュシャが有名すぎて、他のアールヌーボー作家がかすんでるけど、
アールヌーボー自体は、実は当時はどちらかというと、
今で言うところの”萌え”とかオタク趣味に近いものがあって、
当時の一般的な風潮からはちょっと外れたところで
熱狂的に支持されていたものだったようです。
元々東洋趣味(シノワズリ、ジャポニズムなど)が流行ってたところからの
流れからきたものなので、そういうのも好きな人は案外いるけど、
当時のメジャーではない くらいの位置。
元々有機的な曲線を多用するのは西洋にはあまりなかった(それ以前にも
有機的な曲線を使うグロテスク様式というものも、
あったことはあったのですがすぐに別の様式に移行)ので、
あまり西洋では有機的なものはメジャーではないようです。
実際わりとすぐに主流は直線的なアールデコに移りましたし。
日本でアールヌーボー(ミュシャ)が人気なのは、
上記のような東洋趣味の名残が垣間見えるのと、日本の伝統的な様式自体、
有機的な曲線を多用するものが多いので親しみやすいってのも
あるんじゃないかなぁと考察してみる。
しかしいくら親しみやすいっても、まさかミュシャも100年後に
日本でKAWAIIとコラボするとは思うめぇ…(パンソンワークスとの
コラボグッズがありました…)
コンプレックスビズとのコラボのヘアクリップがかわいかったんだけど、
ちょっとありえない値段(いちまんごせんえん)だったので断念。
…といいつつ、そのあと寄ったミハエルネグリンでヘアバレッタ
かっちゃったんだけど…(結局同じくらいの金額散財してるって言うね!

今回のミュシャ展では、アールヌーボー作家だけではない、
スラブ民族としてのミュシャの顔も取り上げていて、
アールヌーボー様式のイラストとはまた違う雰囲気がありました。
アールヌーボー様式が明なら、スラブ民族としての彼の絵は影、でしょうか。
スラブ民族の誇りと怒りと祈りが叩きつけられたような
押さえた色調のパステル画なんかは、いわゆる一般的なミュシャ様式とは
一線を画してました。

しかし、東京は平日でも流石に人が多かったです…
といっても、土日だともっと多いんだろうけど。
ミュシャ展は来週くらいで終了だそうだから、私みたいに駆け込みで
みにきた人もいるんだろうなぁ…
でも興味のある方は是非いくと良いと思います。

ミュシャ展
http://www.ntv.co.jp/mucha/
2013年05月10日(fri)   No.673 (おでかけ)

No. PASS
 OR AND
スペースで区切って複数指定可能
<<  2013年05月 >>
sunmontuewedthufrisat
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 

2013年05月10日(fri)
ミュシャ展

Return

[Admin] [TOP]
shiromuku(fs4)DIARY version 3.43