もさっと日記

2009年03月29日の日記

ワルキューレ
トム・クルーズ主演映画の「ワルキューレ」を見に行ってきました。
いや、ナチス・ドイツが舞台かつ、史実に割りと忠実だそうなので、
どうしても歴史兼ミリオタとしては気になる映画だったので(笑)
以下、感想。
多分ネタバレあり…といっても、ストーリー内容的には
史実をわりとそのままなぞっているので、ネタバレも何も、
年表調べればそのまま映画のあらすじですが(…

一言で言うなら「歴史の裏側」な映画でした、ほんとに。
当時のナチス・ドイツにも、ナチの方針にちゃんと疑問を持っていた人物が
いたんだよ、ドイツの全てが”ナチ”じゃないんだよ、
というのをあらわしただけでも、この映画の価値があった気がします。
歴史とかミリタリー系が好きな方にはオススメですが、
特にそれらに興味のない方は見ててちょっとつまらないかもしれません。
面白いことは面白いのですが、ハリウッド的なわかりやすい
盛り上がりシーンは特に存在しないので。

映画の映像の雰囲気としては、割りと暗めというか、
グレイッシュな色彩をメインにしたフレームワーク内で
整列する軍靴と翻るコート、要所要所ではさみこまれるそこだけ
ひときわ赤く目立つナチの赤いハーケンクロイツの旗が印象的でした。
「かっこよくて強いナチス」と同時に「破壊と罪悪の象徴」を
表現しているようで、上手い使い方だなぁ、と。
あとはやはり、きっちり作りこまれた1940年代の風景でしょうか。
飛行機や、軍の兵器、軍服の細かいディティールや、
町並みの情景まで、さすが上手に作ってあるなぁ、と思います。
服飾オタ的にも、なかなか美味しい映画でした…いやいや。
近い時代の歴史ですので、資料がよく残っているので作りやすいのと同時に、
資料が多い分人目に触れやすいので、どこか「間違い」があると、
真っ先にそこがばれる、と言う点で、近現代を舞台にした映画は
リアルに作るのはとても難しい気がします。
いっそ数百年単位で昔なら、多少虚構混ぜてもわからないんでしょうけど。

あ、とある雑誌に載っていた映画プレビューに
「名前がなかなかでてこないので、どの人がなんという名前かがわかりにくい」
というのがあったのですが、一応字幕で説明してくれてましたが、
ドイツ人の名前長くてわかりにくい(…)のと、
名前をなかなか呼び合わないで確かに名前がわかりにくいです。
みんな将軍とか大佐とかの階級呼びなんだもの…
あと、文字はドイツ語なので、なんと書いてあるかもわかりにくいですが、
このへんは雰囲気を出すための小道具だと思って、
名前や文字を追うのはすっぱりあきらめたほうが潔いと思います(笑)
名前がわからなくても、なんとなく階級章とかで偉そうな人、
とかの判別はつくとおもいます、基本的に豪華な装飾ついてる人が上。

ところで、映画館でもらってきた映画広告のフライヤーに、
スタトレ映画のがあったのですが、どうやら舞台は23世紀、
カーク船長の若かりしころ、らしいです。

超楽しみ…!
2009年03月29日(sun)   No.545 (感想)

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2009年03月29日(sun)
ワルキューレ

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