地元の美術館でやっている、古代エジプトの美展、というものを見てきました。 イートンカレッジと、ダーラム大学の所蔵する、先王朝時代から ローマ時代までの古代エジプトの工芸品等の美術展です。 以下、ちょこっと感想。
いやぁ、やっぱ古代は良い! 元々エジプト、というより、歴史それ自体に興味があるのと、 古い美術品が好きなので、こういう古代文明の美術工芸品が大好きです。 古代エジプトは、絵画表現が一種の「御約束」に沿った、 デザイン的処理がされているので、ソレも興味深くて面白いです。 今から数千年も昔に作られたとは思えないような、 美しいデザインが素晴らしい。 手が細かいのも良いですね、当然手作業なのですが、 豆粒のような細工まできちんと施されているのがびっくりです。 …と、いいつつ、ものによっては微妙に手が粗いのもありましたが(苦笑) 権力と金とそのモノに対する思い入れの差でしょうかねコレ。 古代エジプト新王朝時代(紀元前1500年前くらい)のミイラのマスクは、 エジプトらしさ全開なのに対し、ローマ時代(西暦1〜2世紀ごろ)に 作られたマスクに描かれた人物の顔は、すっかりローマ風になっているのが、 当時の時代背景を感じさせて面白いです。
図録見ながら、色々デザインとかをじっくり眺めてると、 なんかインスピレーションがわいてきそうです。
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