もさっと日記

2006年06月04日の日記

ダ・ヴィンチコード
昨日は公休だったので、ダ・ヴィンチコードの映画を見に行ってまいりました。
時間が少々合わなくて、少し空いた時間を潰そうと、映画館の下にある
ショッピングモールに行ったら、友人と出会ったとか、
そのようなハプニングもありましたが、それはさておき、少々感想を。

以下、ネタバレ。

自分は、既に、原作を読了していたのですが、映画を見た感想は、
コレは、原作を読んでいることを前提にして作ってあるなぁ、と。
かつ(欧米圏の作品だから、ある程度は当然としても)キリスト教の、
というか、欧米圏は一般的な、キリスト教関連の歴史上の
基本的な知識がないと、原作を知っていても、本格的には楽しめないかも。
マグダラのマリア、イエス・キリストの神性、キリスト教そのもののタブー、
あるいは、聖杯伝説、中世ヨーロッパの歴史問題等々、
キリスト教徒の少ない日本人からしてみれば、
只の(歴史上のこととはいえ)ファンタジックな物語にしても、
欧米人から見れば、キリスト教が、己らの生活の基盤なわけで、
それを考えれば、キリスト教団体が問題視する理由も、
多少は分かるというものですが、そのへんはとりあえず置いておいて、
作品そのものについて。

…とりあえず、目と耳が疲れました(オイ)

英語や仏語の入り混じる台詞と、日本語や英語字幕とが入り乱れている上、
画面いっぱいに広がるルーブルや、聖堂の映像が、一瞬も目が放せなくて
追いかけるだけで、ものすごく大変。
本と違って、分からなくなったらページを戻るということも出来ないしな!
ビデオならともかく。
しかし、聖堂や、中世ヨーロッパ萌の自分としては、
非常に楽しい映画と言えました。
小説を読んで予習していって、映画を見て、映像を補完して、
再び小説や、関連書籍を読んで、イメージを広げて、みたいな楽しみ方。
実際の事柄と、違うところを上げ諂うよりも、
元来フィクションなのだから、軽く楽しむのが一番。
違うというなら、そもそもシオン修道会自体、近世のフィクションだしな。
モトネタにしたらしい、キリスト教の隠遁修道会はあるみたいですが。

関連書籍で言うなら、ダ・ヴィンチの絵画についての謎解き本も、
それはそれで面白いですが、むしろ、キリスト教や、
聖杯探求伝説等についての本を読んだ方が、映画の補完としてはよいかも。
結局、ダ・ヴィンチの絵画自体は、暗号に使用した、小道具の一種であって、
実際重要なのは、キリスト教関連の知識の方だと思うので。
しかし、この作品がヒットしたおかげで、ダ・ヴィンチの絵画等が
載っている図版が、手ごろな価格で出てたりするので、
ダ・ヴィンチの好きな自分としては、嬉しい誤算と言えなくもないです。
ダ・ヴィンチの手稿とか、全部読みたいです、割と本気で。
たしか、ダ・ヴィンチのメモを、翻訳した文庫本があった気がするんだけど、
どこから出てたかなぁ…岩波かその辺だった気がする。
今度探してみよう。

とりあえず、ロスリン聖堂が大きな画面で見れて満足でした(笑)
2006年06月04日(sun)   No.257 (感想)

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2006年06月04日(sun)
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